経営理念と採用

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「おいしい」の先にある気持ちを一番大切にする「おいしい」の先にある気持ちを一番大切にする

はじめに

鎌倉紅谷の採用ページをご覧いただきありがとうございます。代表取締役の有井宏太郎と申します。
おかげさまで私たちの事業はこの十数年で大きく成長し、日々大変多くのお客様に喜んで頂いております。
そしてこれから先の未来においても継続的な成長を目指し、より多くのお客様においしいお菓子を届け、たくさんの笑顔と幸せをつくるべく、私たちはより多くの働く仲間を必要とする時を迎えています。

これから新たに加わって頂く方たちに鎌倉紅谷は何を求めていくのか、鎌倉紅谷で働く価値や意義とは一体何なのかについて、私なりの想いを書かせていただきましたので、当社への入社を検討されている方はぜひ事前に読んで頂けたらと思います。

コロナ禍を筆頭に、多くの不安定な社会情勢に取り囲まれた時代を私たちは生きています。このような生きづらい時代だからこそ、《お菓子》が世の中の拠りどころであることがいかに価値あることなのかを私たちは日々痛感しております。

しかし一方で、拠りどころであり続けることは我々サービス提供者側にとって決して簡単で楽な仕事ではありません。日々様々な挑戦の連続です。
鎌倉紅谷の仕事を通した多くの挑戦の先に、私たちは何を成し遂げ、実現していくのか。
これを読んで少しでも理解を深めて頂けたらと思います。

これから出会う新しい仲間たちと共に働くからこそ、描くことができ、成し遂げることができる未来が私たちにはまだまだたくさんあるのです。

経営理念について

私たち株式会社鎌倉紅谷は「常においしさを追求し続ける」「心を込めたお菓子とサービスで笑顔と幸せをつくる」を経営理念にかかげ、一緒に働いてくれている仲間たちと共に、日々これらの理念の実現を目指しています。

「おいしさ」とは、決して「味」や「香り」だけではありません。

目にうつるお菓子やパッケージの可愛らしさや美しさ。お店のしつらえ。
耳に聞こえるお菓子の名前や店舗スタッフからの声。パッケージされたお菓子の重さなど。

五感で感じるすべてがかけ合わさって「おいしさ」を創りあげているのであり、それと同じように、お菓子が作られ、包まれ、配送され、販売し、お客様のもとに届くまで、鎌倉紅谷にかかわるすべての部門が「おいしさ」への責任を持っています。

会社全体で協力し合って創り上げ、磨き続けるもの。それが本当の「おいしさ」だと鎌倉紅谷は考えています。

経営理念を指針に、迷ったときの道しるべにしたり、ピンチのときの励みや希望にしたり、正解のない世の中を暗中模索しつつも決してぶれない信念として、「ひとりでも多くのお客様に自分たちのお菓子をお届けするにはどうしたらいいか」を常に考え、一歩ずつ進みつづけてきました。

これらのつみ重ねによって、69年という月日をかけ、ようやく私たちは現在の事業段階にあります。
そしていま私たちは、より多くのお客様に質の高いサービスと共に、おいしいお菓子をご提供すべく新しい仲間を探しています。

新たに加わってくれる皆さんと共に事業の強みを磨き、組織基盤をより強固なものとし、商品・サービス・企業ブランドの更なる価値向上を目指します。

「人の和」とは

鎌倉紅谷には、働く仲間に求める仕事の考え方を記した「社訓」があります。

社訓のなかのひとつに「“人の和”なくしておいしいお菓子はつくれない」というものがあります。
最近はこの“人の和”という言葉からはじまるフレーズに共感して応募してきてくださる方も増えてきました。

ですが、お話を聞いてみると「人の和」=「和気あいあい」や「みんな仲良く」と勘違いされてらっしゃる方がしばしばいらっしゃいます。

私たちの考える「人の和」の本質的定義は「働く仲間それぞれが個の力を高め、自立・自律した者同士で切磋琢磨していること」です。
「和気あいあいと楽しく仲良く仕事をすること」を目的とするのではなく、自立・自律した者同士が真剣に仕事に向き合い、共に切磋琢磨しながら与えられた役割を果たし、成果をだしていく。

時には失敗することもあるでしょう。むしろ、現実は挑戦のほとんどが失敗の連続です。

それでもお互いにフォローしあい、成果が出たときは共に喜び合う。その結果として仕事が楽しくなったり、仲間との絆が深まる。
これこそが「人の和」の本質なのです。「人の和」とは、まさにチームワーク、チームづくりを意味します。

経営理念も社訓も企業カルチャーを示したものであり、私たちが大切にしている働く価値観です。
私たちは採用に際し、これらに共感いただけているかどうかを最も大切な要素のひとつとして捉えています。

鎌倉紅谷が求める人物像

  • ・自立/自律した思考と行動を持ち、鎌倉紅谷と共に成長でき、それを楽しめる人
  • ・人の気持ちを置き去りにしない「優しさ」と、必要な意見をしっかりと伝える「強さ」を持った人
  • ・鎌倉紅谷の経営理念に共感できる人

一方で、ミスマッチと考えるのは「愚痴ばかり言って何も行動を起こさない人」「陰で人の悪口を言う人」「他責/他人事の人」「感情的/威圧的/高圧的な態度に出る人」「変化適応力、柔軟性のない人」「義務を果たす前に権利ばかり主張する人」「仕事や仕事にかかわる物事に興味関心がない人」などです。

敢えてミスマッチな例も書かせていただきましたが、これらの人たちは、どんな職位であろうと、どんな部門であろうと、いずれ組織に不協和音を生み、チームワークを乱したり、一生懸命努力している誰かを傷付けることになり、お互いに不幸な結果となってしまいます。

時代の変化と共に多様性が尊重されるようになってきたのは素晴らしいことですし、色んな意見があり、それらが交わされることで企業が前向きに変化していくことはとても大切なことです。

上記したようなミスマッチな方たちも、多様性の考えのもと受け入れるべきと考える方もいるかも知れませんし、価値観の押し付けはよくないという声もあるかも知れません。
押し付けるつもりはありませんが、少なくとも企業における「多様性」は、会社と同じベクトルで発揮されるべきと考えています。

また、中途入社の方には「企業カルチャーへの適応も重要な仕事である」という話をさせていただいています。

「自分のキャリア・経験からこのような判断はありえない」「以前の会社ではこういう考えだったから当社もそうするべき」「うちの会社(前職)では…」など、過去の経験にとらわれ/こだわり過ぎると、柔軟かつ速やかな判断や行動を出来なくなってしまうことがあります。

重要なのは「鎌倉紅谷の企業カルチャーに適応したうえで、ご自身の経験をどう活かすか」です。

変化のスピードが激しい現代において、昨日まで前提だった環境が変わってしまうということは珍しくありません。
変化適応させていかなくてはあっという間に旧態化してしまいます。

私たちは変化を恐れず、世の中や環境の変化に柔軟に適応していかなくてはいけません。

「おいしさ」の追求のためにも変化を恐れず、進化し続けること。
これらはすべて理念の実現に向けてとても大切なことです。

最後に

私たち鎌倉紅谷は69年の歴史を、それぞれの節目で3つの創業期に分けて考えています。
私の祖父と父が創業した「第1創業期」。私が事業承継をした2008年から始まった「第2創業期」、そして2018年、2度目のブランドリニューアルから始まったのが「第3創業期」です。

ですので、鎌倉紅谷はある意味まだ創業したばかりであり、創業70年目を目前に控えつつ、まだまだ発展途上の企業でもあります。
だからこそ、共に商品やサービスの、仕事の、そして企業のブランド価値を高めていく仲間を求めているのです。

鎌倉紅谷には、経営理念と共に掲げる「「おいしい」の先にある気持ちを一番大切にするお菓子屋を目指す」という経営ビジョンがあります。
ただ単に「おいしいお菓子」をつくり売るまでが当社の仕事ではなく、その先にある情緒的価値に貢献することが鎌倉紅谷の本質的使命だという意味が込められています。

経営ビジョンを明確に掲げつつ、それぞれの職位が、それぞれの部門で与えられた役割を果たしながら働く仲間と共に経営理念を実現する。
その先にこそ“やりがい”の本質があるのだと私たちは考えています。

そして、私たちの働く価値観に共感し、企業カルチャーにマッチする方であれば、たとえ失敗したり、困難にぶつかったとしても、日々誇りを持って楽しく働ける環境が鎌倉紅谷にはあります。

共に「常においしさを追求し続ける」ことで、「心を込めたお菓子とサービスで笑顔と幸せをつくる」。
あなたが作った「心のこもったおいしいお菓子」や「心を込めて届けられたサービス」で、世の中を少しでも良くしたり、誰かの励みになったり、心を癒すことが必ずできると信じています。

最後まで読んでくださりありがとうございました。

  • ・朝日新聞社の中小企業向けメディア「ツギノジダイ」によるインタビュー記事はこちら
  • ・「クルミッ子検定(2018年)」はこちら
代表取締役 有井 宏太郎
株式会社鎌倉紅谷 代表取締役
有井 宏太郎

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